Masumi Pairing Lab vol.19
酒と料理の相性を知り抜いたペアリングのプロフェッショナル、食材の生産者、料理人の方などにご登場いただき、真澄商品の楽しみ方をクロストーク形式で模索する「Masumi Pairing Lab」。
欧州の食文化を語る上で欠かすことが出来ないのがチーズ。
日本酒とチーズは同じ発酵食品ということもあり相性が良いなどと言われることもありますが、日本酒もチーズも風土や文化・作り手によって出来るものは多種多彩であるため、そんなに簡単なものではありません。
お酒の世界ではその道に精通したプロフェッショナルとして「唎酒師」や「ソムリエ」といった存在がいますが、チーズの世界でそれにあたるのが「チーズプロフェッショナル」という資格です。
今回は日本でチーズを専門的に学び、その魅力を発信する人々が集って結成された「チーズプロフェッショナル協会」より、日本酒とチーズとのペアリングについてかねてより発信している圓子千春さんにご登場いただきます。
■2022年10月21日(金) 19:00-19:45
■ゲスト:NPO法人 チーズプロフェッショナル協会 圓子千春さん
■案内役:宮坂醸造株式会社 社長室室長 宮坂勝彦
■ペアリングするお酒
・真澄 山廃 純米吟醸 ひやおろし
・真澄 純米吟醸 白妙 SHIRO
・真澄 うめ酒
■圓子千春さん
チーズ・日本酒・ワイン・ガストロノミ講師、チーズプロフェッショナル協会関東幹事、科学的視点からの理論をティスティングに紐づけし学ぶ「インフィニット・酒スクール」プロデューサー。多彩な飲食経験から、産業能率大学やホテル専門学校で教鞭を執っている。
イベントやセミナーの企画運営、執筆やメディア出演、各種審査員などプロとして幅広く活動。10年以上前から日本酒とチーズのペアリングに力を入れている。
■NPO法人 チーズプロフェッショナル協会 について
いま、日本に輸入されている、ナチュラルチーズは500種類ともいわれています。いまでは、世界のチーズが日本で食べられるようになりました。でも、これはここ10年のことなのです。ワインが第一次ブームといわれたのはもう30年前のことですから、チーズはずいぶん遅れてやってきたのです。
というのは、チーズはとても扱いが難しいし、種類も多いので、正しい知識を持った人が売り場にいなければ、ヨーロッパで食べるような美味しいチーズを提供することはできないのです。神から授かった最高の食品といわれるチーズを、多くの食卓に届けるためには、ぜひ、チーズのプロが必要だったのです。こうしたことから、チーズが好きでそれぞれの現場でチーズの普及に関っている人達が集まって、まずチーズのプロを育てようと、2000年の春に「チーズプロフェッショナル協会」を立ち上げたのです。
もちろんチーズはプロだけのものではありませんが、私達の主旨に賛同し、会員になられた方々と手を取り合って、チーズを食卓に定着させ、日本に独自のチーズ文化を創っていきたいと考えています。最近では、日本全国で小規模ながら、自然と調和しながらチーズを造っているところが増えています。こうした中から、日本独特のチーズが誕生することを願い、自然にやさしいチーズ造りを応援していきたいと考えています。