新酒の誕生に感謝して(ご挨拶)

真澄を支えて下さる全ての皆様へ

10月5日の仕込み開始から6週間あまり、酒造りの作業は着々と進み、今年も新酒「吟醸あらばしり」の初出荷の日を迎えることができました。

大震災・放射能問題・大洪水・政情不安・極端な円高などなど、まさに天変地異のこの時代に、こうして真澄が酒造りを続けられますのも、農家の皆様・資材業者の方々・ご販売店や料飲店の皆様・真澄を長年ご愛飲くださるお客様など、小さな酒蔵を取り巻く多くの方々のご支援があってこそと、心から感謝致しております。

本年は社長・杜氏を始めとする幹部社員が諏訪大社でお祓いを受けて仕込みを開始。そのお陰か、例年より暖かい中での酒造りにもかかわらず、信州産米「美山錦」「ひとごこち」の良好な出来映えに、「本当に美味い酒で沈みがちな人々の心を温めたい」「目前に迫った創業350周年にふさわしい美酒をお届けしたい」、全社員のそんな意気込みが加わって一口含んだ瞬間思わず笑みがこぼれる「あらばしり」となりました。

造り酒屋にとって新酒の初出荷は、酒神松尾様に神饌をお供えし、軒先の杉玉を架け替え、蔵人と小宴を催して祝う特別な行事。そこでこの機に改めて真澄を支えて下さる全ての皆々様のご多幸をお祈りすると共に、今後ますますのお引き立てを願って、2011酒造年度最初の「吟醸あらばしり」をお届け致します。これからも真澄に変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2011年11月吉日
代表取締役社長 宮坂直孝、社員一同

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