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真澄のふるさと信州諏訪

真澄のふるさと信州諏訪は、八ヶ岳・蓼科・霧ケ峰の麓に広がる高原盆地。澄んだ空気と水、極寒の冬と涼風の夏、四季折々に表情を変える諏訪湖、こんこんと湧く温泉、悠久の歴史を物語る史跡や祭り、その全てが私たちの誇りです。

諏訪はまたハイテク機器や酒・味噌・寒天といった伝統産業、良質な農産物で知られるモノ造り王国でもあります。この王国を支えるのは技の高みを求める諏訪人気質。厳しい風土の中でモノ造りと真正面から向き合って来た諏訪人の血に刻まれたDNAこそ真澄の味わいの源です。

新宿から特急あずさで2時間15分、真夜中のプラットホームの空気は、仕事で疲れた心身を瞬時に癒してくれます。日頃は「何にもない田舎」とけなしてばかりの諏訪ですが、実はここに居を定めてくれたご先祖様には心から感謝しているのです。

山国・諏訪は寒い土地。雑巾掛けした廊下が凍った、かつて諏訪湖の氷上で戦車の演習があった、酒屋の倉庫で酒が凍ったなどエピソードには事欠きません。しかし最近は地球温暖化の影響で寒さ自慢もややトーンダウンです。

寒さの見返りは豊富な温泉。旧家では風呂も台所も温泉です。JR上諏訪駅では足湯が楽しめますし、駅前の「まるみつ」百貨店の温泉浴場は名所です。母校「城南小学校」にも温泉があって、同級生や先生と裸の付き合いをしました。




 

諏訪大社に祀られているタテミナカタノミコトは、父親との対立の挙句、「盆地の外に出ません」との誓いを立てて諏訪の地に鎮まったとか。また、松平忠輝候(家康の六男)や上杉義周候(吉良上野介の養子)が諏訪で流罪の日々を過ごしました。

七年に一度、山奥から曳き出した巨木を諏訪大社とその末社の四隅に建てる「御柱」は諏訪最大のお祭りです。私はその騒々しさがちょっと苦手だったのですが、前回の御柱祭で曳き綱を握った瞬間に目頭が熱くなり、考えが変わりました。

小さな町工場のおやじが高性能な精密機器を開発して世界相手に大商い。農業でもセロリやパセリなど生産量日本一の作物が多々。とにかく諏訪は創意と情熱にあふれたこだわり屋が大勢いる場所です。

長野県は全国屈指の長寿県です。とりわけ諏訪地方は男女ともに長生き。空気が薄いので心肺能力が鍛えられるからとか、農作業で汗を流すからとか理由は諸説ありますが、私は真澄の晩酌と味噌汁を欠かさないからだと信じています。

(文 宮坂直孝)